小学校のとなりに建つ家
吹き抜け部分を除けば1・2階合わせて20坪ほどの狭小住宅です。
この家の課題は三つです
1.小さいけれど面白い
2.ペット(猫)と暮らす
3.老後も楽しく安全な家
施工:鈴木建築
(〒444-0501愛知県西尾市吉良町大字駮馬字郷中73
℡&fax:0563-35-1208)
大工棟梁:鈴木 肇
サンル-ムというと聞こえが良いですが本当の利用目的は室内
物干し場です。雨の日はもちろんですが冬場に吹き曝しのバルコ
ニ-で洗濯物の出し入れって結構つらいですよね・・・ここにも
24時間換気システムの排気用換気扇が付いていますので湿気
がこもる心配はありません。
2階:寝室です。
写真右下の壁の穴は猫用通路です。
硝子障子の向こう側はサンル-ムその上部にロフトを
設けました。(木製はしごも棟梁の手作りです。)
奥の左側が人のトイレ入り口、正面が猫たちのトイレです。
天井附近に24時間換気システムの排気用換気扇がついて
います。猫のウンチやオシッコは臭いがきついから特に換気には注意が必要です。
1階和室です。
平面的には階段のとなりでして踊り場の下
のあいてるスペ―スを利用して小さな床の間を造りました。
(床柱の代わりにサビ竹を用いています。)
ブリッジから下を覗いてます。吹き抜けのある部屋の
一番の問題は暖房が効きにくいことです。今回は電気式床暖房を採用しました
小学校の正門から30mほどの位置に建つため毎日大勢の子供たちがこの家の前を通ります。
べつに「受け」をねらった訳ではないのですがそれでも印象的なデザインにしたいと思う気持ちが働きました
完成見学会にたくさんの子供が(遊びに?)やって来ました。「カッコイイだろう」と無理やり感想を求めましたところ
返ってきた言葉、「カワイイ~」・・・とりあえず「受け」てたようです。
夜景です。
この家は照明に電球を多用してます。エコということで数年内に製造が中止されてしまうようですがオレンジ色の
やさしい光が家のやすらぎを醸し出してくれて好きです。電球型蛍光灯に代わってしまうでしょうが、
今後は電球色というやつを採用してゆこうと思っています。
LDK吹き抜け上部です。
この家は家主のほか同居家族として猫が4匹います。で、猫たちにとっても楽しい家であるべし・・・中央あたりに窓の開閉用と猫のために
キャットウォ―ク(ブリッジ)を設けています。写真ですとわかりにくいかと思いますがこのブリッジから壁に沿って吹き抜けを一周できる
キャットウォ-ク(こちらは猫専用)を取り付けています。
同じくLDKです。玄関を見通しています。
左側カウンタ-とテ―ブルは杉の一枚板です。いずれも棟梁の手造りです。
玄関です。
広さは一坪(タタミ2畳)です。
光を取り入れて狭小感を感覚的にカバ―する試みです。
土間にミニベンチと手摺を取り付けています。
この家の壁と天井はほとんどシナベニヤを貼っています。
塗装はせず経年変化による自然な色の変化にまかせ、
汚れ防止のために蜜蝋ワックスをかけています。
1階LDKです
正面がキッチンです。
2階:正面は人と猫共用の
キャットウォ-ク(ブリッジ)です。